日本大学馬術部

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人馬一体となって勝利を目指す

砂川 成弘

2023年入学

スタートは興味本位

「近所だし、一回行ってみよう」と興味本位で連れて行ってもらった「乗馬クラブ クレインオリンピックパーク」。それが自分と馬との出会いでした。
馬に乗る楽しさを知った私は小学校3年生から6年生まで、毎週末、クレインに通い詰め。中学に入っても馬に乗る時間を金土日に増やし、本格的な馬術に挑戦していったのです。まさに馬に付きっ切りの中学時代でした。
その甲斐あってか、2019年の全日本障害馬術大会では中障害飛越競技(標準障害飛越競技/110cm以下)で、3位に入賞できました。大人に混ざって出場した大会で結果を残せて、当時は非常に嬉しかったことを覚えています。また、山辺高校へ進学後してからも、3年時に「いちご一会とちぎ国体」の少年ダービー決勝で優勝することができ、自分の馬への取り組みに自信を持つことができました。

日大馬術部を意識する出会いが沢山あった

クレインでの馬との出会いが大きなものであったのはもちろんですが、そこで出会った人達も、自分の人生を大きく変えてくれました。クレインの取締役で日大でもコーチをされていた岩谷一裕さんや、合宿でクレインを訪れていた当時の日大馬術部の皆さんと会えたことなど、日大馬術部を意識する出会いが沢山あったのです。
もちろん、進学先として選んだ理由はそれだけではありません。先輩方の技術や実績はもちろん、馬のコンディションを整えるための設備や環境がとてもよかったことも大きな決め手となりました。そしてその印象は入学後も変わらず、馬に対してとても優しい環境だと実感しています。現在は学生寮と厩舎が建て替え工事中ですが、今後は更に環境が拡充されるのかと思うとわくわくします。

試合日から逆算していく練習に感心

日大馬術部に入部して面白いなと感じたのは、その練習メニューと取り組み方です。毎日練習メニューを自分で考えて実践していくことは知っていましたが、その際に、試合日から逆算してメニューを作っていくというのが新鮮でした。
また、技術のある先輩方が己の課題と向き合い、その内容を紙面に落とし込んでいる姿は印象的でした。特に自分は、頭の中にある理論や考えを言語化することを苦手としており、高校時代に後輩から質問された時もうまく答えられないことがありました。そうした、人に伝える表現・言語化の方法は自分の成長にもつながる要素なので、ぜひ先輩方から学びたいと思っています。
ただ、馬術というスポーツは人間だけが頑張っても結果が付いてこないスポーツです。技術の土台となるのは馬との信頼関係。あくまで人馬一体となって勝利を目指すところに難しさと面白さを感じているので、日大で組む馬とも早く仲良くなりたいです。

今後に向けて

今後は、まず試合で結果を残して、周囲から尊敬されるような選手を目指したい。そのうえで、ゆくゆくは日本のトップレベルで活躍したり、海外も視野に入れたりできるような選手になれたらと考えています。もちろん、これから始まる大学生活は慣れないことも沢山あり、馬との関係作りも一からです。そうしたことを一つ一つ乗り越え、でもその中で馬のことを常に第一としながら四年間を大切に過ごしていきたいと思います。

砂川 成弘(すながわ しげひろ)

スポーツ科学部 競技スポーツ学科 1年
奈良県立山辺高等学校 出身

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