日本大学馬術部

INTERVIEW

OB・OGインタビュー

INTERVIEW 04

馬術部での貴重な経験に何を加えるかが大事。

音道 隆一

1998年卒

成長が馬の楽しさを知るきっかけ。

馬術を始めたきっかけはすごく不純で、高校の体験入部の際、同級生から「馬術部楽しいし、全国大会にも出やすくて遠征も多いみたいだよ」と紹介してもらい、それだけの理由でした。
最初は厩舎の中が怖くて、練習も体が痛くて階段も上れないくらい大変でした。のめりこむようになったきっかけは高2の夏休み、同級生の実家が乗馬クラブを経営しており、そこで一緒に練習したことです。環境や練習方法が変わったせいか、いろいろなことが実感として理解でき、一気に上手く乗れるようになりました。馬術の楽しさがはっきりわかってきたのはその頃からですね。

大変だから、変えていく。

日大に入学した時、ちょうど現在の寮に建て替えられて、1年生は全員大部屋での生活でした。いつも一緒で、仲が良かったです。
ただ当時はセレクションの部員しかおらず、必然的に仕事の量も多くて大変でした。それでもいつか自分たちが中心になる出番が来ると信じていましたし、現状を変えたいと思っていました。
そこで3年生のとき、当時の監督と相談して、馬術部ではじめて一般生の勧誘を行いました。そこから部員の数が増え、作業も分担されていきました。それに動物を扱うということで女子の部員が増えたんです。彼女たちが馬を育てていく過程で場が和み、雰囲気も新鮮なものになったので、やってよかったですね。

馬以外の経験が、馬の仕事に生かされている。

卒業後は乗馬クラブに3年勤めた後、人材派遣会社に営業職で就職しました。慣れないことだったので苦労もありましたが、それを超えるくらい、数字を追いかける仕事は楽しかったですね。拘束時間は長かったですが、日大時代に体力的に大変でも投げ出さなかったことが、自信として糧になっていた気がします。
それから5年ほど経ちエリアマネージャーだった頃、同級生から現在の職場の職員募集があるけど受けてみないかと誘われました。本当のことを言うと、馬術は好きですが仕事にするかどうか迷うところがありました。ですが、自分が青春時代を過ごしたものを多くの人に楽しんでもらいたいと考え、転職を決断しました。
現在の仕事は、乗馬ライセンスの発行業務と、新規加入クラブの現地確認を中心に馬事全般に関わっています。いろいろなものが見れて楽しいし、やりがいのある仕事です。また審判の資格もあるので競技のお手伝いなどもしています。
目標としては、ライセンスの数を上げていきたいですね。それだけ乗馬をする人が増えたという証拠ですから。その際、派遣会社での経験というのはとても役に立っています。馬を離れていたことで、他の方とはまた違った考え方ができると思うので、そういった部分を生かして馬術業界の力になれれば嬉しいですね。

現在の部員たちへのメッセージ

これは知人の受け売りなのですが、乗馬にとって一番大事なセンスとは、早起きして毎日同じことを続けることです。そしてそれは社会に出てからも通用します。毎朝4時に起きて同じことができる大学生はそうそういないので、そこにプラスして新聞を読んだり、他の大学生が日常的にやっていることを加えると、社会人として外に出たときに差をつけられると思います。
卒業してからのほうが人生は長いですから、その後のことも考えて動いてもらえればいいなと思います。自分自身、もっと動けばよかったと振り返って思うので、馬術部での貴重な経験に加えて何をやるか、そこを考え、うまく生かしてもらいたいですね。

音道 隆一1998年卒

98年農獣医学部 農学科卒業。公益社団法人 全国乗馬倶楽部振興協会 審査登録係長。一般企業での営業職勤務後、現職に就き、現在は乗馬ライセンスの発行や全国の馬事関連施設での講師・審判など、幅広い馬事普及・振興業務を行っている。

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