日本大学馬術部

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切っても切れない馬との縁を固く結んでくれた場所

荒木 美緒

2020年入学

辞めそうになっても、そのたび戻ってきた馬術の道

現在4年次の私が、初めて馬に乗ったのは小学3年生の時のこと。すぐに馬に乗る楽しさに目覚めて、毎週末、近所の乗馬クラブに姉と2人で通っていました。
ただ、今、馬歴を聞かれた際には今年で10年だと答えています。中学時代の3年間は乗馬から離れて別のスポーツに励んでいたからです。それでも、高校進学時には馬術部のある学校を選びました。やはり子供の頃に味わった馬との触れ合いが忘れられず、もう一度馬に乗りたい。そして今度はそれを“乗馬”ではなく“馬術”という競技で極めたいと思ったのです。
と、情熱的に語る私ですが、実は日大に進んだ際には誘われていた馬術部のセレクションを受けず、馬とは関係なしに入学した経緯があります。本当のことを言えば、その時に馬術をやめようと思っていたのです。それでも、学内に馬術部があると思えば、自然と心が惹かれてしまうもの。しかも日本一の技術や実績を誇る日大馬術部ともなればその想いはひとしおです。結局、馬術に入部して今日まで馬と共に大学生活を送ってきました。

馬は尽くした分だけ応えてくれる

日大馬術部に入って一番驚いたのは、その環境の良さ。厩舎をはじめとした設備が良いのはもちろん、餌にも非常に気を配っており、単に良いものを出すだけではなく、馬の体調変化に合わせて適切なものを与えるようにしています。
馬も非常に優秀な子が沢山そろっています。中にはオリンピックに出場した経験のある馬もおり、そうした子たちと練習を重ねていけるのは本当に貴重な経験です。そして優秀な馬だからこそ、ポテンシャルを引き出せるように信頼関係を築くことが重要となります。
今、私と試合に出る桜梓に乗りはじめたのは2年の6月頃でしたが、彼女は最初は人に慣れない馬でした。そこから信頼関係を少しずつ築いて、100%ではないものの、随分と気持ちをくみ取れるようになったと自負しています。昨年、彼女に跨って出場した第37回サマーホースショーのEV60競技で優勝できたのも、互いの信頼があってのものだと思っています。
馬は自分が誠意を以て尽くした分だけ応えてくれる。これが馬術というスポーツの魅力ではないでしょうか。

意識の高さとオンオフの切り替えが強さの秘訣

それと、日大馬術部は部員たちの意識の高さも特徴的です。各人の技術が高いのは言うまでもありませんが、馬に対する向き合い方や改善点を見つめ続ける姿勢、哲学等、一人ひとりの意識の高さがチームとしての化学反応を生んでいます。そのうえで、オンとオフを切り替えて過ごすこともできる。こうした要因が重なりあって、全日本学生馬術部三大大会など各主要大会での好結果につながっているのだと思います。
最終学年である今年は、個人としては総務の役職を全うすることを目標に、部としては全日本学生馬術三大大会の13連覇を目標にしています。

これから入部される皆さんへ

日大馬術部は大学日本一の馬術部ですが、そこで活躍するのに必要なのは、入ってからの自分の意識や向上心だと考えています。それが、過去にどんな実績を残してきたかよりも大切なこと。中学時代や大学進学時に馬から離れそうになった私が言うのだから、間違いありません。
また、向上し続けようとする伝統を体現することで、これから入部される皆さんにとって、格好いいと思われる存在になれたらよいなと思います。思えば、私が馬術を続けたいと思えたのは、先輩方への憧れがあったから。そして、先輩方を通して見た日大馬術部の伝統こそが、切っても切れない馬との縁を結び直した再出発地点だったのだと思わされます。

荒木 美緒(あらき みお)

スポーツ科学部・競技スポーツ学科 4年
麻布大学附属高等学校 出身

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