日本大学馬術部

TEAM MANAGER

監督紹介

目標は前人未踏の連覇更新

日本大学馬術部監督

諸岡 慶

全日本学生馬術三大大会・3種目総合で13連覇を今年達成した日本大学馬術部が、現在14連覇に向け始動しております。「日大は強い」「試合は勝って当然」という馬術部にかかる重圧は、私が現役のころから変わりません。学生にかかるプレッシャーは想像をはるかに超えるものとなっているでしょう。5、6連覇が懸かった大会では先代の監督たちが築いた記録に並ぶことを意識しましたが、その後、今まで積み上げてきた連覇はむしろ通過点にすぎません。

現在の目標はかつて明治大学が成し遂げた17連覇の記録を塗り替えることです。今年は試合内容をさらに濃くし、日大にふさわしい戦い方、勝ち方を一層追求します。

監督として、仕事の合間に学生たちのことを考えない日はありません。コーチ陣には、チャンスがあれば積極的に講習会や海外派遣に手を挙げてもらい、コーチングに対するレベルアップを図り、常にアップデートされた技術を部内に浸透させるようにしています。昔のやり方にこだわっていては、日々変化する馬術の潮流に対応できません。学生たちにも馬術の基礎知識から最新知識を身に付け、卒業後も社会で必要とされる人材に育ってもらいたいと考えています。そのための指導をすることが我々の重大任務であります。また、学生として部活を理由に勉学において手を抜くことは許されません。教養なくして馬術の知識に対する正しい理解は得られないでしょう。文武両道を全うするため学業に対する努力も忘れてはいけません。

日大の看板を背負う学生たちの安全・安心を守るのも指導者の役目です。預かる学生たちに万が一の事態があってはならず、日常の健康・危機管理は徹底しなければなりません。試合への輸送から始まり大会が終わって厩舎へ帰るまで、アクシデントは不意に忍び寄る恐れがあります。気持ちが緩んだり、すべてが順調に進んだりしているときなどは特に注意を怠れません。

きめ細かな観察が欠かせないのは、人も馬も同じです。私自身、競技直前に馬の蹄鉄が外れたり、小さな傷口が原因で馬の足が腫れたりする苦い経験を経て、このことを学生達にもしっかり心得てほしいという思いから指導者の道に進みました。人も馬も異常の早期発見・報告・治療を心掛け、先手先手で万全を期していきます。

勝利の継続にはこうした監督・コーチの適切な指導はもちろん、OB・OGを含めた日大関係者のサポートや応援も重要になります。馬術では経験豊富な学生たちも精神面にはまだ波があります。周囲の大人たちが真剣になることが何より学生たちの力となり、結果に繋がると考えます。前人未踏の18連覇を実現すれば、日大馬術部での私の役目もひとまず終わりでしょう。後は若いコーチ陣に馬術部を託す想いです。この先さらに記録を更新する未来に期待しつつ、まずは14連覇を目指し、この1年を戦い抜きます。

諸岡 慶

昭和31年6月17日三重県生まれ。
昭和54年3月日本大学農獣医学部拓殖学科卒業。同4月~平成8年3月馬術部コーチ。平成16年より同部監督。監督就任以降の馬術部賞歴として平成18年に全日本学生賞典障害馬術競技大会団体優勝(種目優勝)。
平成23年に18年振り18回目となる全日本学生馬術三大大会三種目総合優勝。平成27年には5連覇達成。団体優勝数は135勝を数える。
(有)マツカゼ馬事センター代表取締役社長。(有)TRC乗馬クラブ高崎代表取締役社長。(有)ファーリーアーズ代表取締役社長。(株)湘南馬事センター代表取締役社長。(株)龍翔代表取締役社長。

3 MARCH

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